価値探索とUXデザイン・その4:鳥の目・虫の目・魚の目

この記事は、 ギルドワークス アドベントカレンダー の9日目の記事です。

はじめに

前回の記事(ユーザーの体験の流れを理解する) では、カスタマージャーニーマップについて紹介しました。
私が担当の最後の回では、インタビューやカスタマージャーニーマップをどう利用するか、全体的な視点についてまとめたいと思います。

鳥の目:キャンバスで俯瞰する

鳥の目 」として、全体を俯瞰する視点が必要なことが多いです。
全体を俯瞰するためには、何らかのキャンバスを用いることが多いです。キャンバスは多数の種類があり、過去にまとめた記事を紹介します。
キャンバス・マップをまとめてみる(前半)
キャンバス・マップをまとめてみる(後半)

ギルドワークスでは、「 仮説キャンバス 」を利用することが多いです。

虫の目:インタビュー

虫の目 」として、実在するある人物を詳細に観ていくことがあります。
詳細に観るためには、行動観察など「外から観る」方法と、インタビューなどで「内から観る」方法があります。
インタビューは、2つ前の記事で紹介しました。
インタビューで他者の世界を理解する

魚の目:カスタマージャーニーマップorサービスブループリント

魚の目 」として、ストーリーや実際の行動の「流れ」を見ることが多いです。

よくあるのは、カスタマージャーニーマップで、これは前回の記事で紹介しました。
ユーザーの体験の流れを理解する
こちらの記事も参照ください。 カスタマージャーニーマップ、失敗のすゝめ

他に、サービスブループリントという、利用者からは見えにくいサービスの裏側の動きに着目した可視化方法もあります。

まとめ

  • ユーザー体験の可視化には、鳥の目・虫の目・魚の目という3つの視点がある。
  • 仮説キャンバスなどを使って、全体を俯瞰する(鳥の目)。
  • インタビューや行動観察などで、ある対象を詳細に観る(虫の目)。
  • カスタマージャーニーマップなどを使って、流れを見る(魚の目)。

明日も ギルドワークス アドベントカレンダー をよろしくお願いします。

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