チームに新しい仲間がやってきた時に行う3つのこと

状況

チームに新しい仲間がやってくる。

こうなってほしい

できるだけ早くチームに溶け込んでほしい。
チームとしてのパフォーマンスがあがってほしい。

困り事

何もしないとお互い様子見になったりして、なかなかチームのパフォーマンスがあがらない。

こう考えて、やってみる

チームに新しい仲間がやってくる状況は学校に転校生がやってくるのと似ている。
新しい転校生に興味を持って相手のことを知ろう周りに集まるし、給食を一緒に食べたり、一緒に遊ぼうと誘っていたりした。
またすぐに溶け込めるようにとそれまでのノートを貸してあげたり、学校や地域のことを教えてあげたりする子もいた。

そうするうちに緊張気味だった転校生も少しずつ自分のことを話すようになったりして仲良くなる。1週間もすれば以前からいたようになることもあった。

こういうことから、チームに新しい仲間がやってくる状況でどういうふるまいをしたり、何をすればいいかって自ずと見えてくる。

大事なことの1つ目は「 一緒に仕事をできることを歓迎していると示す 」こと。
メールアドレスやSlackなど各種アカウント、マシンは用意しておくといい(組織の規模や事務処理の関係はあるだろうけど)。また ウェルカムバルーン などをやるのもいい。
簡単にどういうチームかなどを伝え、(いるなら)メンターは誰かなどを簡単に自己紹介していく。

もう1つは「 チームには自分を含めてどういう人がいて、お互い何を期待していいのか?を話し合う 」こと。
ジョハリの窓 の「秘密の窓」「盲点の窓」を広げるような感覚で、ドラッカー風エクササイズ(※)などのワークショップをやることも多い。
※参考: 「ドラッカー風エクササイズ」で期待をすりあわせて安全なチームに – ペパボテックブログ チームメンバーの期待をあわせる「ドラッカー風エクササイズ」

最後は「 実際に一緒に活動してみる 」こと。
「この資料を読んでやってみて」と1人にするのではなく、最初からペアやモブで一緒にやっていく。ある現場ではマシンのセットアップ、環境構築をペアワークでやり、半日後にはモブプログラミングの中で新しく入ったメンバーがプロダクションコードをコミットしていた。
一緒に作業すると、お互い言葉で期待をすり合わせる以上のことがわかる。

これらのことを上手くできるかどうかでチームに溶け込める時間、その質が変わる。その結果、チームのパフォーマンスが大きく変わることにもなる。

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