ギルドワークス立ち上げて5年。2019年4月1日から6年目に入ります。
この5年をふりかえってみると、大事なことは何なのか改めて気付かされます。この会社を立ち上げたときに描いた 「正しいものを正しくつくる」 この一点に、やはり自分の思いは回帰していきます。
時折「正しいとか正しくないとか、そういう2元論じゃないよね」「これが絶対的に正しいなんてイイ切れるの」という言説を聞くことがあります。その通りだと思います。絶対的な正しさを見いだせるほど、人の世は単純ではありません。
それらを越えて、その上で尚のことこの言葉を私は自分のセンターに置きます。この言葉は自分に 「傾向」 を与えるものだからです。
事業、プロダクトづくりにおいて正解はない、ただただ、意思をもって起こした行動から分かったことと、自分たちの間にフィードバックループを架け渡し、状況を変えていく。その越境を持続的に支える言葉が「正しいものを正しくつくる」なのです。
そうした思いを表現したのが5年目を始めるときに制作した、以下のギルドワークスのロゴ「月と人狼」です。6年目も、月を。
2018年4月、ギルドワークスは5年目を迎えます。
5年目をむかえるにあたり、自分たち自身を一つの形で表したいと考えました。私達の価値観、存在意義をシンボリックに表現するとしたらどういう形になるのか。シンボルの登場人物は、3者です。
まず、月。 月は、「理想」の表現です。私達は、様々な方々とプロダクトづくりに向き合っています。手がけるプロダクトもまた多様です。開発の現場の数だけ、プロダクトがあります。一方で、私達が関わらせて頂くプロダクトには、ある思いが共通しています。それは、人々の生活や生き方をより豊かなものにしたいという願いです。人に寄り添う、「いきたプロダクト」をつくっていくことは簡単なことではありません。理想の状況へ向かい続けるために、私達はチームを組み、関係する方々と共に挑み続けます。月は、私達が目指し続ける目的にあたります。
次に、人狼。 人狼は、「越境」の表現です。月を目の当たりにして、人間から狼へと変異する存在。苦悩しながらも、人から狼へと変化する境目を表現しています。理想に向かうためには、従来からの前提、役割にとらわれず、時に、これまでの価値観をも横に置いて、新たな領域に一歩踏み出すこと、すなわち越境が求められます。この人狼は、まさに、その一歩を象徴するものです。関係する方々と理想に向かうためには、私達自身が越境しなければならない。また、逆に、関係する方々にも、越境してもらわなければならない。たいていの場合、容易ではありません。だからこそ、私達は同じ月をあおぎ見るのです。
最後に。このシンボルを見ている「あなた」。どんな月を、見上げますか。”

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