共有・表明・ふりかえりで広げる巻き込みの輪

これは ギルドワークス Advent Calendar 16日目の記事となります。

私は、よいプロダクトを作るためには、足りないことに気づける状態となるよう、巻き込み「続ける」ことが大切だと考えています。ここでは、なぜ巻き込み続けるのか、どうやって巻き込みつづけるのか、について話します。

なぜ巻き込み「続ける」のか

誰かを巻き込む時は、何かが足りないことを知っているものです。例えば、ある課題があるけれど、解決策としてのプロダクトを描けない。あるいは、実現する技術がない。そういう時に、できる人を巻き込みますね。

一方、何も足りないものがないと思っている場合は、巻き込みません。巻き込まなくても、解決できてしまうからです。

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しかしながら、巻き込まずに解決できている場合も、実は他にもっといい解決策があったかもしれません。例えば、半分のコストと期間で倍の品質のプロダクトを作ることができたかもしれません。自身に閉じて解決しきってしまうことで、足りないことに気づく機会を失ってしまうのです。

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足りないことが明確な時に足りないところを補うだけでなく、足りないことに気づける状態をつくるために、巻き込み続けることが大切なのです。

どうやって巻き込み「続ける」のか

最近、 株式会社ギルドワークス と関わる中で学んだことから一つ挙げたいと思います。

ギルドワークスでは、行動指針として共有・表明・ふりかえりを掲げています。共有・表明・ふりかえりは以下の意味で使われています。

・共有:状況を共有する
・表明:自分の意見を言う
・ふりかえり:自分でチームで振り返る、見直す

私は、これらがハイレベルで実践されていることで、ギルドワークスでは自ずと巻き込み「続ける」プロセスが作られていると考えています。

例えば、日常において、チャットやドキュメントで各々が状況と考えを発信し続けています(共有・表明)。そして、チームはそれを見てフィードバックやサポートをし、個人やチームで考えを見直しています(ふりかえり)。共有・表明によって巻き込み、ふりかえりによって巻き込まれるという、巻き込み「続ける」プロセスが出来ています。このプロセスが日常の様々な場面で行われています。さらに、共有・表明・ふりかえりは、日常の行動としてだけでなく、 合宿 や定例など様々な場面でも実践されています。

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共有・表明・ふりかえりという行動指針を軸に、自然と巻き込み続けている状態には大きな学びがありました。

まとめ

よいプロダクトを作るためには、足りないことに気づける状態となるよう、巻き込み「続ける」ことが大切です。共有・表明・ふりかえりを実践することで、自ずと巻き込み「続ける」プロセスが作られます。

今後も、よいプロダクトを作るために、巻き込み続けたいと考えています。

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