ギルドワークスでの最近の技術への取り組み
ギルドワークスでは、前回新技術の取り組みについて、共有する場を持ちました。
今年のギルドカンファレンス では、その続編として、新たな技術への挑戦についてお話します。
今回試行した技術は、以下の3つです。
- ① サーバーサイドとの新しいプロトコルとして GraphQL
- ② サーバーサイド言語として Elixr 、ElixrでのGraphQL実装を行うライブラリである Absinthe
- ③ 前回トライした Ionic の新バージョン、 Ionic4
それぞれ、簡単に見どころを紹介します。
GraphQLを用いたサービス開発の概要
GraphQLというのは、クライアントとサーバー間のインタフェースの、新しい定義の仕方です。これまでよく用いられたクライアントとサーバー間のインタフェースは、REST API に代表されるWebAPIを用いたやりとりでした。これらのAPIにおいては、どのようなAPIをどのような引数でのか、というのを明確に定義するものはありませんでした。そこで、API仕様書のようなドキュメントで補ってきています。
GraphQLはそのようなクライアントとサーバー間のやり取りをスキーマで定義し、独自のクエリ言語で検索条件やリターンするデータを記述できるようにする新しいプロトコルです。
この新しいプロトコルによって、開発はどう変わるのか、GWが考える価値をお伝えします。
Elixir を用いたGraphQLサーバーサイドの実装
GraphQLのサーバーサイドの実装は、これまでのWebAPI開発とは大きく異なります。スキーマをどう解釈し、それをサーバーサイドの処理につなげるのか、その実装方法について、今回は Elixir と Absinthe を用いた実装を例にとって、解説します。
Ionic 4 を用いた最新のクライアント開発
IonicはモバイルアプリライクなWeb画面を作るためのフレームワークです。提供されているコンポーネントを組み合わせることにより、非常に高速なアプリ開発を実現できます。
そのバージョン4では、ベースとなるAngularのバージョンが上がったことにより、最新のAngular フレームワークを利用できるようになっています。さらにこれまで Cordova を用いていたネイティブ向けのビルドに、 Capacitar と呼ばれる独自のツールが導入されました。
これらの環境の変化により、Ionic の開発スタイルがどう変わるのか、正式リリースに先立って解説します。
というわけで
ぜひ皆さん、ギルドカンファレンスに足をお運びください!

この記事もどうですか?
-
Emotional Development.
市谷です。 先日、 Agile Shimane (松江)にお招き頂きまして、お話してきました。 ※注意:この記事は2015年6月22日に GuildWorks Blog で公開したエントリをリライトしたものです。 ギルドワークスがどんな事を…
-
要約力を高めるために必要な2つのこと
要約力、重要 何かを誰かに伝えるために、内容を要約するというのは基本的なことですがとても大事なことです。「要約力重要!」というのは、増田もかねてから発信していることであります ( ドメイン駆動設計の基本を理解する )。ギルドワークス内でも、…
-
Amazon S3を利用して超低額でサイトを公開する
ギルドワークスの上野です。 今回は「Amazon S3を利用して超低額でサイトを公開する」について書いてみます。(具体的な設定方法は次回) どんなサイトに向いているか。 ※注意:この記事は2014年8月20日に GuildWorks Blo…