【 月と、人狼。 第02回「これまでタフだった価値探索、コーチそれぞれの現場」 】の話です。
「月と人狼。」の背景は 市谷と中村洋の2人が、毎回テーマを決めて語り合う場を始めました。 に書いているので、よければ読んでみてください。
第02回「これまでタフだった価値探索、コーチそれぞれの現場」
そもそもなんで価値探索や現場コーチをやるようになったのか?
現場コーチとは?
- ・現場が自分達で課題を発見して、実験して、うまくやることを継続的にできるようにお手伝いすること。アジャイルコーチ。
- ・週1回、隔週1回訪問して、必要なレクチャーやワークショップをしてトレーニングをしたり、課題解決を一緒にやったり、相談事を聞いたりしたりしている。定期的な現場コーチ先は4,5現場ほど。
- ・ECサイトなどtoCが多い印象で、事業が成長して組織やチームが大きくなりつつある状態での相談が多い。
価値探索とは?
- ・ギルドワークスの立ち上げ理由である「自分達のやりたい開発をやってみよう」に関係している。開発を大きくやる、わからないことが多いけど始めようというのでは負け戦が多い。
- ・ユーザーがどんな行動を取っているかを知り、こういうのがあればいいのではないか?と仮説を立てて検証していくのが価値探索。ユーザーの体験だけでなく、ビジネスモデルとして成り立つのかの仮説検証も価値探索に入る。
- ・検証して、小さく形にして検証して、また次の小さな形にして検証するという反復活動が基本。探して作って探して作って…という感じ。
タフだった現場コーチの現場
- ・1:Whyのない現場 2:制約が強いと思い込んでいる現場 3:サバイバルモードの現場 の3つ。
- ・「なんでやるのかWhyがない現場」経営者がScrumを導入するからやるみたいなもの。やることが手段になっている。
- ・「制約が強いと思い込んでいる現場」開発部だから開発することだけ仕事という考え方。
- ・「サバイバルモードの現場」実験して学ぶ時間を十分に取ることができない。
タフだった価値探索の現場
- ・領域が様々過ぎること。直近はお魚のビジネスに関する仮説検証。朝の3時に漁港に行くとか興味がないとなかなかやれない。
- ・ 文化人類学的に観察してインタビューして理解を深めていく。未開の地を進み、教わりに行く感じ。
- ・ 事業の責任者などの当事者が表向きは不確実性への立ち向かうことを表明しているが、実際はそのように思っていない場合。
- ・「自分が考えたんだから、こうやればいい」という独裁者パターン。
- ・想像のミニマムで作ってみる。そのことで試す幅が広がり早く失敗するなど結果を知ることができる。
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・ただ、その失敗を受け止められない場合がある。聞く耳を持っているのは大事。 次回は?第3回の 「小さく実験して学ぶにはどうするか?」 は終了しています(またアップします)。第4回は「越境のやり方〜クライアントと共に進む〜」をテーマに以下のようなことを話す予定です。 - ・なぜクライアントを巻き込むのか?
- ・事業立案や仮説検証も一緒にする話
- ・合宿をクライアントと一緒にする話
 
現場で遭遇する状況や課題、実践していること、取り組み、学んだことなどを取扱ます。世の中の他のモノづくりや組織ではどんなことが起きているの?という方、耳を傾けてみてください。
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