開発チームのメンバーだけでは難しい現場改善
開発現場は、いつもどこか不安定。つくるべきものがはっきりしなかったり、しっかり定めたはずの開発フローも気づけば放置されていることもあります。
何をどのようにしてつくるべきなのか不明確な開発現場においては、トップダウンで大きく体制や環境を変えることよりも、スタッフたちが少しずつ改善を進めていく姿勢が必要です。
とはいえ、開発手法に柔軟性がなかったり、組織が自律的でなかったり、それぞれ自分の仕事で手一杯だったり、と、様々な理由で開発チームのメンバーだけでは現場改善は難しいものです。
ギルドワークスでは、そういった課題がある開発現場にコーチとして入り、いっしょにチームの改善・現場の改善を行います。
現場コーチが終了したとしても、現場がまたバラバラな状態に戻ってしまうのではなく、チームとメンバーひとりひとりが、自律的に改善サイクルを回せるようにするのがわたしたちの目標です。ただ教えるだけではない「コーチング」を行います。
チームが抱えているよくある課題
開発現場がうまくまわっていないということには、必ず理由があります。
ギルドワークスの現場コーチが実際に現場に入り、メンバーと関わりあうことで、その現場が抱えている課題と理由を分析します。
たとえば、次のような課題がよく挙げられています。
現場コーチに入って提案していること
このような課題を解決するための方法はたくさんありますが、その中のごく一部をご紹介します。
これらの方法はすべての現場にあてはまるわけではありません。ギルドワークスはその現場にあった解決方法を提案しています。
現場を変えることはまさに「越境」
「僕はプログラマーだから知りません」、「それはマネージャーの仕事なのでわかりません」、これらの言葉は、「制約」という偽の障壁をしいてしまった問題のあるチームからよく聞かれる言葉です。
実際には、「プログラマーだから」「マネージャーだから」という制約は本人が思い込んでいるだけのもの。障壁を乗り越え、意識を変えるチャンスはいつだってあります。
わたしたち現場コーチは現場に「変化」を求めます。だからこそわたしたち自身も「何か新しいことを始める」姿勢を見せるよう心がけています。
開発チームの成果だけではなく、プロダクトや事業の成果を達成することもわたしたちの大きなミッションです。そのためには、現場に寄り添いながらビジネスと向き合う姿勢も忘れてはなりません。
また、開発の現場だけではなく経営や組織そのものに対してもそれを働きかけていくこともあり、その組織全体こそが「正しいものを正しくつくる」現場になっていってほしいと考えています。